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ロードバイクにヘルメット着用義務はある?

道路交通法上、ロードバイクにヘルメットの着用義務はありませんでしたが、2023年4月1日からの改正道路交通法で着用が努力義務化されました。努力義務には罰則はありませんが、特にロードバイクの場合には自らの身を守るためにもヘルメットを着用するべきでしょう。今回はロードバイク乗用時にヘルメットを被ることのメリットや、おすすめのヘルメットなどについてご紹介します。

ロードバイクは出るスピードが段違い

ロードバイクは出るスピードが段違い-1ヘルメットの着用が推奨されている一番大きな理由は、ロードバイクの出すスピードにあります。

ロードレースのスプリントでは時速60km以上のスピードが出ます。
いわゆる「ママチャリ」などの一般的な自転車とは、比べ物にならないほどのスピードが出るのがロードバイクの特徴です。

プロのレースだけではなく、市街地での走行や初心者の方でも時速30㎞を超えることは珍しくありません。
当然、そのようなスピードが出た状態で衝突や転倒をすると、大きな衝撃が生まれてしまいかねません。
もしもの時に自分の身を守るためにも、ヘルメットの着用が求められているのです。

ヘルメットの有無と事故のダメージ

具体的にヘルメット着用の有無は、事故の際にどのような違いをもたらすのでしょうか。

自転車の死亡事故の約6割は、頭部の損傷が原因となっています。
このうちのほとんどが、路面や四輪車との衝突によって、頭部の骨折や裂傷を受けているのです。
こういった衝突時に、頭部を保護してくれるアイテムの一つがヘルメットです。

交通事故総合分析センターの公開した資料(https://www.itarda.or.jp/contents/10130/info144.pdf)で、ヘルメットを着用することで事故の際の死亡確率は、1/4に低減されるという公開情報があります。ただし、途中でヘルメットが脱げてしまった場合には、低減の効果が期待できません。

そのため、ただヘルメットを被るのではなく、あご紐をしっかり締めて、普段から正しく着用しておくことが大切です。
自分の身を守るため、そして安全で快適な道路環境をつくっていくためにも、ヘルメットは大切なアイテムです。

おすすめのヘルメット

ヘルメット選びでは快適性や安全性はもちろん、見た目にもこだわりたいですよね。

自分の頭と合っていないサイズや形のヘルメットは、きのこ頭(ヘルメットが頭から大きくはみ出している状態を、俗にこう言います)になってしまう原因にもなるので、慎重に選んでいきたいところです。

日本人を含むアジア人と欧米人の頭の形は違うことが多いと言われており、頭を上から見たとき、アジア人は正円に近く、欧米人は前後に長い楕円になっています。そのため、欧米メーカーのヘルメットの多くが前後に長い楕円型になっていて、日本人の頭の形にフィットしない場合があります。そのため、ヘルメットは必ず着用して、被り心地を確認してみましょう。

おすすめのヘルメット-1日本人の頭にもフィットしやすいのは、国内メーカーのOGKやアジアンフィットのヘルメットです。

通勤時にも使用しやすいカジュアルな見た目のものから、休日や長時間走行でも快適な通気性に優れたものなど、様々なタイプのヘルメットが用意されているので、自分のスタイルに合ったものを探してみましょう。

装着時の蒸れや、窮屈なイメージがあって、これまでヘルメットの着用を避けてきた方も多いかもしれません。

しかし、ロードバイク用のヘルメットは圧迫感をなくすための工夫を施されていたり、通気性に優れたものも増えてきており、長時間着用していても負担になることは少なくなりました。

また、最近は安全性を高める技術も進歩しています。斜めから加わる衝撃を分散して脳を保護するシステムとしてMIPSやKinetiCoreがあり、搭載されているヘルメットも増えてきています。

安全な走行を楽しむためにも、ぜひ一度購入を検討してみてください。
こだわりのあるヘルメットであれば、毎日の走行も楽しくなりますよ。

 

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