自転車の新しいアタリマエを創る

通勤用自転車・通学用自転車の選び方

感染症などの対策をきっかけに、公共交通機関の混雑を避け、自転車で通学や通勤をする人は増えています。交通費が節約できるだけでなく、健康にも良いというメリットがあります。ただ、毎日使用するからこそ、自転車選びには慎重になりたいものです。後悔しないためにも、購入前に押さえておくべきポイントをこの記事でご紹介します。

通勤用自転車・通学用自転車とは

通勤用自転車・通学用自転車は、通勤や通学に適した自転車を指します。大抵の場合、これらの自転車が特定の商品カテゴリーとして成立しているわけではないので、自転車選びの際は、目的に合った車種を選ぶことが必要です。

自転車店やオンラインサイトでは、「シティサイクル」「電動アシスト自転車」「スポーツバイク」と分類される自転車が通勤用や通学用としてよく推奨さています。 シティサイクルは、一般的にママチャリとして知られる自転車が含まれます。また、スポーツバイクには様々な種類があり、中でも「クロスバイク」と呼ばれるタイプが通勤・通学用としては人気です。

自転車選びの前に注意するべきこと

まず会社の規定や、学校の校則を確認しておきましょう。企業の場合には申請が必要なケースも増えています。また通勤距離による制限が設けられている場合もあります。学校の場合には色や機能(電動アシスト式自転車の可否、変速機能など)について制限が設けられている場合があります。確認しないで購入してしまい、トラブルになるケースもあるので注意しましょう。

通勤・通学用自転車の選び方─時間と距離

まず自転車を選ぶ際に、かかる時間や距離、起伏の有無を考えましょう。3km以内(5分から15分)の通勤・通学であればいわゆるママチャリでも十分です。ただし、そもそも遠くまで走るために作られているわけではないので長く走ると負担が大きくなってきます。そのため3km以上くらいを目処にクロスバイクや電動自転車を検討されることをおすすめします。詳しくは以下の表をご覧ください。一度シェアサイクルなどで走ってみるといいかもしれませんね。

最寄駅まで走る程度
距離にすると3km以内
~15分
・シティサイクル(ママチャリ)
・クロスバイク
・電動アシスト付自転車
どんなタイプの自転車でも大丈夫でしょう。いわゆるママチャリでも十分です。
2~3駅の区間を走る
距離にすると5km以内
10分~25分
・クロスバイク
電動アシスト付自転車
スポーツタイプの自転車を選べば長距離でも快適に走ることができます。軽さもポイントになってきます。
遠いが自転車で頑張りたい
距離にすると5km以上
25分~1時間
・クロスバイク
・より本格的なスポーツバイク
・電動アシスト付自転車
長距離になるほど地形も変化するのでギアの変速数が効いてきます。この距離になってくると、電動アシスト付の場合はバッテリー残量に注意しましょう。

選び方の視点①スタイリング

通勤・通学用の自転車は、毎日乗るものだからこそデザインには妥協したくないですよね。最近は、クロスバイクとシティサイクルのいいとこ取りをしたようなデザインの車種が増えています。またママチャリのようにスカートでの乗りやすさに、走行機能をかねそなえたモデルも人気です。

ダイワサイクルからのおすすめ① ─ BIZNEO ACTIVE

普通のママチャリは恥ずかしいけど、泥除けやカゴもしっかりついていてスタイリッシュなモデルを探している人におすすめなのがBIZNEO ACTIVE。オートライト機能など、通勤通学に機能を備えたシティクロスです。

BIZNEO ACTIVEをチェック

BIZNEO ACTIVE

ダイワサイクルからのおすすめ② ─ INTEZZA

スポーツタイプの自転車でリュックを背負って颯爽とカッコよく通勤、通学をする人も増えています。シティサイクルより変速数も多いので少し距離があっても楽に移動できます。

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INTEZZA

選び方の視点②安全性能

カゴがなくてもリュックで済むと考える人も多いと思いますが、重いPCや書籍、書類、雨具などを入れたバッグを毎日背負って乗るのは想像以上に負担が大きくなります。やはりカゴが付いている、もしくはキャリがついている自転車がおすすめです。

ダイワサイクルからのおすすめ① ─ ルミナギア

スタイリッシュなデザインと人気のフレームカラーでファッション性もありながら、高輝度ライトにより夜の走行でも安心です。

ルミナギアをチェック

ルミナギア

ダイワサイクルからのおすすめ② ─ BIZNEOベーシック

ビジネスバッグや学生鞄が入れやすい幅と深さの有るフロントバスケット、裾の巻き込みを防ぐチェーンケース、雨天時でも制動が安定するローラーブレーキを採用した通勤通学に新しい定番ベーシックモデル

BIZNEOベーシックをチェック

INTEZZA

選び方の視点③耐久性

毎日使う自転車は修理やメンテナンスの手間がなるべくかからない自転車を選ぶと合理的です。サビにくいパーツを採用している、ノーパンク・耐パンク、ギア数が必要以上に多くないなどの自転車も検討してみましょう。

ダイワサイクルからのおすすめ① ─ デュラシックF

デュラシックFは通勤・通学中のトラブルリスクを減らせる自転車です。錆に強いステンレス部品、摩耗に強いタイヤを採用しているので毎日の通勤・通学に最適です。

デュラシックFをチェック

デュラシックF

ダイワサイクルからのおすすめ② ─ デュラシック100

デュラシック100
耐久性に徹底的にこだわったダイワサイクルのオリジナルモデルです。

デュラシック100をチェック

デュラシック100

自転車による通勤・通学で注意したいこと

雨具

レインウェアを常備しておきましょう。雨の日に傘をさして自転車に乗ると、思わぬ事故の原因になってしまうことがあります。傘差し運転は、法律で禁止されており、罰金も設けられています。また、万が一の事故が起きた場合、傘をさしていたことで責任が重くなることもあります。

防犯

通勤や通学用の自転車を手に入れた際には、防犯登録と自転車保険に加入することも大切です。会社や学校から防犯登録を義務づけられているケースが多く、自転車保険の加入が必須となっている地域も増えています。万一のために、しっかりと準備しておきましょう。

通勤・通学で使用する駐輪場についても、事前にチェックしておくことが重要です。目の届く範囲内で駐輪できる場所、または学校や会社内に駐輪できる場合は、比較的簡単な鍵で安心かもしれません。しかし、警備員のいない駅前や市街地の駐輪場を使う際は、強固なワイヤー錠など、よりセキュリティの高い鍵を選ぶと良いでしょう。

法令遵守

通勤や通学時に、イヤホンで音楽を聴きながら運転したり、スマホを見ながら運転すること、夜間の無灯火運転、並走しながらの会話、傘差し運転などは、道路交通法や都道府県の規則で禁止されています。自転車事故が増加しているため、これらの行為には厳しい罰則が設けられるようになりました。

保険

通勤や通学で自転車を利用する際、保険への加入を求められるケースが増えてきました。また、万が一事故を起こした場合に、自転車の運転者への責任を問う社会の声が高まっていることから、自転車保険への加入を義務化する自治体も増えています。この機会に適切な自転車保険への加入を検討しましょう。

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