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幼児向けトレーニングバイクの選び方!年齢別のおすすめや選ぶ際のポイントを解説

幼児期は運動能力やバランス感覚が急速に発達する大切な時期であり、そんな成長をサポートするアイテムとして注目されているのがトレーニングバイクです。 しかし、種類や機能が多様で、どれを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。 この記事では、幼児向けトレーニングバイクの基礎知識から、年齢別のおすすめ、選ぶ際に押さえておきたいポイントなど、幅広く解説します。

幼児向けトレーニングバイクとは

幼児向けトレーニングバイクは、バランス感覚や運動能力の基礎を養うのに適した乗り物です。ここでは、幼児向けトレーニングバイクについて詳しく解説します。

トレーニングバイクの種類と特徴

トレーニングバイク(※一般的にはキックバイク、バランスバイクという呼ばれ方をしていますが、本記事では「トレーニングバイク」と称します。)には、大きく分けてペダル無しのタイプとペダル後付けタイプ(2Wayタイプ)の2種類があります。

トレーニングバイク は通常の自転車とは異なりペダルや補助輪がなく、足で地面を蹴って進むことでバランス感覚を養えるのが特徴です。

ペダル無しタイプは、 軽量で持ち運びが簡単なモデルも多く、お子様や親にとっても扱いやすいというメリットがあります。デメリットとしては、ペダルがないため、自転車への移行に再度買い替えが必要であること、2~4歳頃までの短期間の使用になりやすいことが挙げられます。

ペダル後付けタイプは、最初はトレーニングバイクとして練習し、成長に合わせてペダルを装着すれば自転車に乗る練習ができるため 、買い替えの手間やコストが減ったり、その後の 自転車へスムーズに移行しやすいメリットがありま す。デメリットとしては、ペダル無しタイプに比べるとやや重量があること、組み立て、調整が必要になる場合があることが挙げられます。

各タイプの特徴を理解し、子どもの年齢や発達段階に合わせて選ぶことが大切です。

幼児がトレーニングバイクを使うメリット

トレーニングバイクを使うことで、バランス感覚や体幹、脚力を自然と鍛えられることが期待できます。

トレーニングバイクで2輪での左右バランスを身につけておけば、後はペダルの漕ぎ方さえ覚えれば自転車に乗れるようになるので、スムーズに移行することができます。

年齢に合わせた幼児向けトレーニングバイクの選び方

子どもの年齢や発達段階に応じて適切なトレーニングバイクを選ぶことで、安全に楽しく長く使うことができます。
ここでは、年齢に合わせた幼児向けトレーニングバイクの選び方について詳しく解説します。

2歳におすすめのトレーニングバイク

2歳になると、バランス感覚や身体のコントロール力が大きく発達する時期です。
この年齢から、トレーニングバイクへのチャレンジを検討してよいでしょう。

選ぶポイントとしては足で止まるタイプで、10~12インチのタイヤ、3kg程度の軽量モデルを目安とするとよいでしょう。

加えて、子どもの好みに合ったデザインやカラーも選択のポイントで、好みに合ったデザインを選ぶことで、子どもが積極的に乗ろうとする意欲が高まりやすいです。

3歳におすすめのトレーニングバイク

3歳になると、より本格的なトレーニングバイク やペダル後付けタイプが選択肢に加わります。

ホイールサイズは12インチ程度が目安で、サドルやハンドルの高さ調整機能があると、成長に合わせて長く使用することができます。

さらに、ブレーキ付きモデルやペダルを後から装着できるタイプは、自転車へのステップアップを意識したい方におすすめです。

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幼児向けトレーニングバイクを選ぶ際のポイント

トレーニングバイク選びで失敗しないためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。
ここでは、幼児向けトレーニングバイクを選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。

対象年齢・身長・体格をチェック

トレーニングバイクを選ぶ際は、メーカーが提示する対象年齢や適 応身長、体重制限を確認することをおすすめします。

体格に合わないバイクはバランスが取りづらく、思わぬ転倒やケガのリスクが高まるため注意が必要です。

実際に購入する際はサドルに座った状態で両足がしっかり地面につくかどうかを必ずチェックしましょう。足が地面につかないとバイクを自分でコントロールできず、転倒の危険が増します。

成長時期の子どもにはサドルやハンドルの高さが調整できるモデルを選ぶことで、長く使えるというメリットもあります。

さらに、バイクの重量も重要なポイントで、軽量モデルは持ち運びやすく、子ども自身でバイクを起こしやすいため利便性が高いです。

適切なサイズと重さのバイクを選ぶことで、子どもが安心して楽しく遊べる環境を整えられます。

ホイールサイズの目安とタイヤの種類

ホイールサイズは、主に10・12・14インチが幼児向けトレーニングバイクの定番です。

10インチは2歳以下、12インチは2〜5歳、14インチは4歳以上が目安です。子どもの身長や脚の長さに合わせてサイズを選びましょう。

タイヤの種類には、軽量でパンクしにくいEVA樹脂製のものやクッション性とグリップ力に優れた通常の自転車と同じ空気を入れるエアタイヤがあります。

EVAタイヤは室内利用や軽さ重視の方に向いており、エアタイヤは屋外での走行や安定感を重視したい場合におすすめです。

使用環境や子どもの体重、遊び方に合わせて最適な組み合わせを選ぶことが、子どもにとって快適な乗り心地や安全性につながります。

サドル・ハンドルの高さ調整機能

サドルやハンドルの高さを調整できるモデルは、子どもの成長に合わせて最適な乗車姿勢を維持しやすいです。

調整幅が広いものなら、長期間使えるためコストパフォーマンスも高まります。高さ調整は工具不要で簡単にできるタイプが便利です。

サドルが低すぎると足が疲れやすくなり、高すぎるとバランスを崩しやすくなるため、両足の裏がしっかり地面につく高さに設定することが重要です。

ハンドルの高さも子どもの腕の長さに合わせて調整することで、操作性や安全性が向上します。

このような調整機能があることで、成長に合わせて快適に乗り続けられるのが大きなメリットです。

子どもの身体の変化に柔軟に対応できるモデルを選ぶことで、より長く愛用できるでしょう。

ブレーキの有無

ブレーキ付きトレーニングバイクは、自転車へのステップアップを考えている家庭に特におすすめです。ブレーキ操作に慣れておくことで、将来自転車に乗る際に対応しやすいです。

2歳ごろまでは足で止まるタイプが主流ですが、3歳以上や運動能力が高い子どもにはブレーキ付きも選択肢に入ります。

ただし、年齢や手の大きさによってはブレーキ操作が難しい場合もあるため、子どもの発達段階に合わせて選ぶことが大切です。

ブレーキの位置や握りやすさも重要で、小さな手でも無理なく操作できるか確認しておくと安心です。

ブレーキ付き・なしのどちらが良いかは、家庭の方針や子どもの成長に合わせて検討しましょう。安全性と操作性のバランスを考えて選ぶことがポイントです。

スタンドやペダル後付け機能の有無

スタンド付きのトレーニングバイクは、駐輪時に倒れにくく、保管がしやすいというメリットがあります。

加えて、ペダル後付けタイプはトレーニングバイクとして使い慣れた後にペダルを装着できるため、長期間にわたって活用できる点が魅力です。

自転車への移行をスムーズにしたい場合やコストパフォーマンスを重視する家庭には特におすすめです。

スタンドやペダルの有無は、使い勝手や成長に合わせた柔軟な対応力に直結します。購入前にオプションパーツの有無や互換性もチェックしておくと安心です。

こうした機能があることで、より長く、便利に使うことができるでしょう。家族のライフスタイルや子どもの成長計画に合わせて選ぶことが大切です。

デザインやカラーなどの子どもの好み

トレーニングバイクは、子どもが乗りたいと思えるデザインやカラーを選ぶことも大切です。

カラーバリエーションが豊富なモデルや、人気キャラクター、動物モチーフなど、子どもの興味を引くデザインが多数あります。

お気に入りのバイクを選ぶことで外遊びへのモチベーションが高まり、積極的に練習するきっかけにもなりやすいです。

子ども自身に選んでもらうことで愛着が湧き、大切に使う習慣も育まれます。デザイン選びを通じて、子どもの自主性やこだわりも伸ばしてあげると良いでしょう。

安全に楽しむためのポイント

トレーニングバイクを安全に楽しむためには、事前の準備や使用環境の配慮が欠かせません。事故防止のためにも、保護者がしっかりサポートしましょう。 ここでは、安全に楽しむためのポイントについて詳しく解説します。

ヘルメット・プロテクターの重要性

トレーニングバイクを安全に楽しむためには、ヘルメットやプロテクターの着用が欠かせません。特に頭部やひじ、ひざなどのケガを防ぐため、必ず安全基準を満たした製品を選びましょう。

ヘルメットは頭のサイズに合わせてフィット感を調整できるものが理想的です。プロテクターは動きやすさを損なわない軽量タイプを選ぶと、子どもも嫌がらずに着用できます。

転倒や衝突のリスクがあるため、保護具の着用を徹底することで安心して練習に取り組めます。

使用場所の選び方

トレーニングバイクを使う場所は、安全性を最優先に選びましょう。

公道での使用は禁止されています。使用される際は段差の多い場所は避け、平坦で見通しの良い公園や広場がおすすめです。芝生やゴムチップ舗装のエリアは転倒時の衝撃を和らげてくれます。

また、自宅の庭やマンションの共有スペースなど、周囲に障害物が少なく、広々とした場所を選ぶと安心です。

雨の日や寒い季節には、室内用トレーニングバイクを活用するのも良いでしょう。
使用前には必ず周囲の安全を確認し、保護者が目を離さず見守ることが大切です。

親子で楽しむトレーニングバイクの練習法

トレーニングバイクの練習は、親子で一緒に楽しむことが上達の近道です。最初は保護者がバイクを支えたり、手を添えてバランスを取るサポートを行いましょう。

子どもが自信を持って乗れるようになったら、徐々に手を離して見守ります。褒めたり励ましたりすることで、子どもは楽しみながら積極的に練習に取り組めます。

親子で一緒に外遊びを楽しみ、コミュニケーションを深め、子どもの成長を実感しましょう。

トレーニングバイクおすすめ車種

ダイワサイクル』では、大人用のシティサイクルやスポーツバイクはもちろん、お子様用のトレーニングバイクも取り揃えています。

ChocoloUP/チョコロアップ

ChocoloUP/チョコロアップ』はブレーキとペダルユニットが付属しているトレーニングバイクです。

最初はペダルなしでのトレーニングバイク として使用し、足で地面を蹴ってバランス感覚を養うことができます。
また、ペダルなしでの使用に慣れてきたら、ペダルユニットをつけて自転車の様にご使用いただけるため、長期間にわたって活用できる点も魅力です。

■STRIDER/ストライダー

『STRIDER/ストライダー』は、ペダルもブレーキもないシンプル設計で、幼児が自分の足で楽しみながらバランス感覚を自然に身につけられるトレーニングバイクです。

0歳~1歳半の「ロッキングストライダー」、1歳~4歳児用の「12インチストライダー」、3歳半~7歳までの「ストライダー14ⅹ」など、お子様の成長に合わせて、様々なモデルが選べるのが特徴です。

また、『STRIDER/ストライダー 』は子どもたちが参加する公式レースイベント「ストライダーカップ」が開催されています。レースだけでなく、子どもたちが主役となる多彩な体験型コンテンツが用意されており、家族で楽しめるお祭りイベントとして親しまれています。

まとめ

幼児向けトレーニングバイクは、子どもの発達や成長に合わせて選ぶことが大切です。

対象年齢や体格、ホイールサイズ、タイヤの種類、高さ調整機能、ブレーキやスタンドの有無など、さまざまなポイントを確認しながら、子どもが安心して楽しめる一台を選びましょう。

また、デザインやカラーなど子どもの好みも大きなモチベーションにつながります。安全面ではヘルメットやプロテクターの着用、適切な練習環境の確保も欠かせません。

トレーニングバイクを親子で一緒に選び、楽しみながら子どもの自信や運動能力の成長をサポートしていきましょう。

ぜひ、ご家庭にぴったりのトレーニングバイクを見つけて、親子で楽しい時間を過ごしてください。
※本記事に掲載している情報は、記事作成時点の内容に基づいております。掲載後に商品・サービスの仕様・価格・提供条件などが変更される可能性がございます。

FAQ

幼児向けトレーニングバイクとは何ですか?

幼児向けトレーニングバイクは、ペダルや補助輪がなく、足で地面を蹴って進むことでバランス感覚や運動能力を養う乗り物です。ペダル無しタイプとペダル後付けタイプの2種類があります。

2歳児におすすめのトレーニングバイクは?

2歳児には10〜12インチの軽量モデル(約3kg)で、足で止まるタイプのトレーニングバイクがおすすめです。

3歳児にはどんなトレーニングバイクが適していますか?

3歳児には12インチのホイールサイズで、サドルやハンドルの高さ調整が可能なモデル、ブレーキ付きやペダル後付けタイプがおすすめです。

トレーニングバイクを選ぶ際のポイントは?

対象年齢・身長・体格、ホイールサイズ、タイヤの種類、サドル・ハンドルの高さ調整機能、ブレーキやスタンドの有無、デザインやカラーなどを確認することが重要です。

トレーニングバイクを安全に使うには?

ヘルメットやプロテクターの着用、公道以外の安全な場所での使用、保護者の見守りが大切です。親子で一緒に練習することで、楽しく安全に上達できます。

おすすめのトレーニングバイクはありますか?

『ChocoloUP』はペダルとブレーキ付きで長く使えるモデル、『STRIDER』はシンプル設計でバランス感覚を自然に養える人気モデルです。

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