
通勤や通学用の自転車を検討するにあたって、「どんな自転車を選んだらいいかわからない」とお悩みではないでしょうか。 自転車にはさまざまな種類があり、その中から予算、メーカー、機能などを考慮して選ぶ必要があります。 自転車の機能によって日々の通勤・通学にかかる負担も変わってくるため、後悔しないために、自分にぴったりの一台を見つけましょう。 この記事では、通勤・通学におすすめの自転車や選ぶポイントを解説します。
通勤・通学におすすめの車種と特徴

通勤・通学には、どのような自転車が適しているのでしょうか。ここでは、通勤・通学におすすめの車種とその特徴を解説します。
おすすめ車種① クロスバイク
特徴 | ・スピードと安定感を両立した万能タイプ ・オプションパーツでカスタムしやすい |
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価格 | 3万円~ |
通勤・通学先までの距離 | 通勤・通学距離が3km以上ある場合におすすめ |
クロスバイクは、ロードバイクとマウンテンバイクを融合させたスポーツバイクであり、トレッキングバイクやフィットネスバイクとも呼ばれます。
カゴや泥除けなどのアイテムが取り付けられていない場合が多いのですが、用途に合わせてオプションパーツをつけ、使いやすくカスタムするのがおすすめです。通勤や通学用で購入する場合は、不足しているパーツがないか確認し、必要なオプションパーツを別途購入しましょう。もし、どんなパーツが必要かわからない、または欲しい自転車にとりつけできるかわからない場合は店舗スタッフに確認しましょう。
クロスバイクは一般的なシティサイクルに比べると本体重量が軽く設計されていて、登り坂でも軽快に走りやすいだけでなく、変速ギア数が多いのでスピードの調整がしやすいメリットもあります。
また、ロードバイクやマウンテンバイクに比べてリーズナブルな価格であり、3万円台から購入できる車種もあります。
おすすめ車種② ロードバイク
特徴 | ・舗装路でのスピードを出しやすい。 ・長距離走行に適している |
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価格 | 8万円~ |
通勤・通学先までの距離 | 通勤・通学距離が3km以上ある場合におすすめ |
ロードバイクは、細いタイヤと軽量なフレームが特徴で高速走行や長距離走行に特化している自転車です。前傾姿勢を取りやすい湾曲したドロップハンドルと呼ばれるハンドルバーを採用しています。
実用性よりはスポーツ性能に特化し、本格的なサイクリングやレース、イベントを楽しむ人にも人気の自転車です。他の車種と比べて圧倒的にスピードを出しやすい自転車なので、長距離の通勤・通学に向いています。
ロードバイクとクロスバイクの違いは、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。
⇒ロードバイクとクロスバイクの違いを徹底比較!選び方のポイントも解説
おすすめ車種③ シティサイクル
特徴 | ・実用性を重視した装備が充実している ・フレームがまたぎやすい |
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価格 | 2万円~ |
通勤・通学先までの距離 | 通勤・通学距離が3km未満の方におすすめ |
シティサイクルは実用性を重視した「暮らしの道具」です。主に通勤や通学、買い物などに使用され、自転車の中でも最も一般的で多数を占めています。
最初からカゴ、泥除け、スタンド、チェーンカバーが付属しており、どのようなオプションパーツをつけるか悩む必要がありません。カゴが大きいタイプなら、通勤や通学用のカバンも持ち運びやすいメリットがあります。デザインに優れたスタイリッシュなタイプから気軽に使えるリーズナブルなタイプもあり、2万円台から購入することも可能です。
シティサイクルのフレームには湾曲したものとまっすぐなものがあります。湾曲したタイプは足をあげなくても乗りやすく、スカートを履いたまま乗りたい場合にも便利です。一方、フレームがまっすぐのタイプは漕いだ力が推進力に変わりやすく、加速しやすい特徴があります。
おすすめ車種④ ミニサイクル
特徴 | ・小回りがしやすい ・省スペースで保管できる |
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価格 | 2万円~ |
通勤・通学先までの距離 | 通勤・通学距離が3km未満の方におすすめ |
ミニサイクルとは、普通車に比べると車輪が小さく、車体の高さも低い自転車のことです。
ミニサイクルには、小径車のミニベロや折りたたみ自転車などがあり、いずれも軽量でコンパクトさが大きな特徴となります。
タイヤ径が小さいため重心が低く抑えられて安定感がよく、フレームがコンパクトで小回りが効きやすいメリットもあり、自転車の保管スペースを抑えたい場合におすすめです。
一方で、大きな自転車に比べてひと漕ぎで進む距離が短いため、車種によってはたくさん漕がなければなりません。
坂道を登る場合や進み具合に不安がある場合は、変速機がついているミニサイクルがおすすめです。
おすすめ車種⑤ 電動アシスト自転車
特徴 | ・軽いペダリングで快適に移動できる ・坂道や重い荷物でも楽に走行できる |
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価格 | 7万円~ |
通勤・通学先までの距離 | 通勤・通学距離が3km以上の方におすすめ |
電動アシスト自転車は、ペダルを漕ぐ力をモーターで補助する自転車でペダルが軽く感じられて楽に走行できるメリットがあります。このアシスト力によって坂道や向かい風、重たい荷物を乗せて走行する際にもスムーズな移動が可能です。
電動アシスト自転車は、ミニサイクルモデル、シティサイクルモデル、スポーツバイクモデルなど、さまざまなモデルがあります。
「シティサイクルが良いけど坂道が多く負担が大きい」「ミニサイクルが良いけど長距離の走行は心配」といった場合には、それぞれのモデルの電動アシスト自転車を選ぶとよいでしょう。
電動自転車・電動アシスト自転車の選び方は、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。
通勤・通学用の自転車を購入する前に押さえておくべきポイント

通勤・通学のために自転車を購入する場合、失敗しないためにも下調べや準備が重要です。
ここでは、自転車通勤・通学する前に押さえておくべきポイントを解説します。
自転車通勤・通学の可否
自転車で通勤・通学する場合、会社や学校のルールを事前に確認しておきましょう。
場合によっては、自転車通勤・通学が「できない」、「推奨していない」、「事前に申請許可が必要」といったケースもあります。
また、通学用自転車は車種や機能などに、細かな条件が設けられている場合もあります。
「自転車を購入して失敗した」とならないように、通勤や通学に問題がないかを確認したうえで自転車を選ぶことが大切です。
会社・学校までの道を調べる
自転車で通勤・通学する場合は、会社や学校までの道を調べておく必要もあります。
通勤・通学の距離はもちろん、道中に坂道がないかや、狭い道がないかなどもチェックしておきましょう。
坂道が多い場合は身体への負担が大きくなるため、クロスバイクやロードバイク、電動アシスト自転車などが向いています。
また、距離が近く曲がり道や信号待ちが多い場合は、ストップ&ゴーに強みがあるミニサイクルがおすすめです。
自転車の車種ごとに強みが異なるため、できるだけ会社や学校までの道の状況に適した自転車を選びましょう。
荷物の量
事前にカバンのサイズや大まかな荷物の量を調べておく必要もあります。
カゴや荷台の有無のチェックや、カバンや荷物などが無理なく載せられるかなどを確認しましょう。
荷物がリュックサックだけ、という場合はカゴが必要ありませんので、クロスバイクやロードバイクなどを検討しても良いでしょう。
横長のカバンを入れる場合はそのままの向きで入れられるワイドタイプのカゴを選択しましょう。また、カバンが安定して入れられるような十分な深さがあるかどうかも重要です。
もし、部活などで荷物が多い場合には前カゴだけでなく、後カゴをつけることを検討しましょう。
また、毎日重たい荷物を載せる場合は前カゴだとふらつく可能性があるため、安全のためにも、耐荷重が大きい後ろカゴをオプションにすることを検討しましょう。
駐輪場の確保と盗難対策
通勤・通学用で自転車を購入する前に、駐輪場の確保と盗難対策を行いましょう。
駐輪場を確保する際には、監視カメラが設置されている場所や管理人が常駐している場所がおすすめです。また、できるだけ人通りが多い場所や明るい場所を選ぶと、盗難やいたずらされるリスクが低くなります。
やむを得ず管理が行き届いた場所以外に駐輪する際には、施錠を厳重に行うことが重要です。頑丈なU字ロックやチェーンロックなどを事前に用意し、盗難のリスクを下げましょう。
自転車を購入する際には必ず防犯登録を行うことも大切です。防犯登録を行うことで、盗難に遭ってしまった場合も警察が自転車を特定しやすくなります。
自転車が盗難に遭ってしまった場合の対処法については、以下の記事でも詳しく解説しています。
自転車保険の加入
自転車で通勤・通学する場合は、自転車保険に加入しておきましょう。
自転車保険は自転車の事故によるケガや被害者への賠償を補償する保険で、多くの自治体で義務化や努力義務化が進んでいます。
自転車保険は、専用の自転車保険をはじめ、火災保険や自動車保険の特約で付帯されているものでも問題ありません。
また、自転車安全整備士が点検した普通自転車に貼付されるTSマークにも、自転車保険が付帯されています。
TSマークは自転車安全整備店で点検整備を有料の点検整備を受けると貼付してもらえるため、自転車のメンテナンスと保険それぞれにメリットがあります。
通勤・通学用で自転車を購入するならお店選びも重要

通勤・通学用の自転車を長く安心して乗るためには、どこで自転車を購入するかも重要なポイントの一つです。
ここでは、通勤・通学用で自転車を購入するお店を選ぶポイントを解説します。
実店舗がある自転車専門店がおすすめ
通勤・通学用で自転車を購入するなら、実店舗がある自転車専門店がおすすめです。
その理由は、購入だけでなくその後のメンテナンスや修理、サポートなどを受けられるためです。
通勤や通学の場合は自転車を頻繁に使用するため、それだけメンテナンスや修理の頻度が増える可能性も高くなります。何かトラブルがあった時に、相談できる実店舗があると安心です。
なお、実店舗がある自転車専門店の中には、実店舗とネットの両方で自転車販売を行っているところもあります。この場合、ネットで自転車を購入して、その後のメンテナンスや修理を実店舗に任せるということも可能です。
出張修理に対応していること
通勤・通学用の自転車を購入するなら、出張修理に対応しているお店をおすすめします。
出張サービスは、パンクやチェーン外れなどのトラブルが発生した場合に、駆けつけて修理してもらえるサービスです。
通勤・通学の途中で故障が発生して走れなくなった場合、荷物がたくさんあったりして、近くの店舗に自転車を運ぶことが難しい場合もあります。
このような場合に出張修理サービスがあると、移動の手間を省くことができます。
例えば、ダイワサイクルでは、走行不能になった場合に出張費無料でスタッフが電話1本で駆けつけ、その場で修理を行うことが可能です。ダイワサイクルで購入した自転車であれば、出張費はかかりません(ダイワサイクル以外で購入した自転車は出張費2,200円)。
サポート・メンテナンスの内容が充実していること
通勤・通学用の自転車を購入する際のお店選びで重要になるのが、購入後のサポート・メンテナンスサービスです。
お店によってサポート・メンテナンスの内容が異なるため、どのようなサービスが受けられるか確認しておきましょう。
例えば、自転車にはメーカー保証がついているため、一定期間であればパーツが故障してもメーカー保証を受けられます。しかし、メーカー保証が切れた後は自費での負担になるため、販売店独自の保証が受けられるお店だと安心です。
ちなみに、ダイワサイクルでは半年ごとの点検サービスや、盗難補償などの手厚い保証を有償で受けられるサポートパックがあります。
サポート内容は、無料点検サービス、盗難補償、ダイワサイクル独自の延長保証、TSマーク貼付、修理工賃の値引きなど数多くあります。
自転車通勤・通学におすすめの自転車

ここでは、自転車通勤・通学におすすめの自転車を紹介します。
デュラシック(DURASIC)
ダイワサイクルの『デュラシック』は学生カバンも無理なく収まる、大型ワイドのバスケットを搭載したシンプルなフォルムの自転車です。(全シリーズ対応)
リアキャリアを採用しており、荷物が多い場合にはリアバスケットも搭載できます。(対応車 デュラシックF デュラシック100)
ブレーキはダブルハブローラーブレーキを採用し、冷却フィン付きで強力な制動力の長持ちするブレーキを前後に搭載しています。(対応車 デュラシック100)
また、パンクに強い耐摩耗タイヤを採用しているため、安心して乗ることができます。(全シリーズ対応)
インテッツァプロ(INTEZZA PRO)
ダイワサイクルの『インテッツァプロ』は、必要な装備を厳選したシンプルなクロスバイクで通勤・通学にもおすすめです。
優れたグリップ力と耐久性が高い高品質なタイヤを採用し、走りの面では高いクオリティを誇っています。また、変速やブレーキ系統、ハブ、レバー類などはすべてシマノ製品を使用し、非常に高いクオリティのクロスバイクです。
制動力の高い油圧式ディスクブレーキを搭載したモデルもあります。
ルミナ(Lumina)
ダイワサイクルの『ルミナ』は、歩行者や自転車ドライバーからの視認性が高い高輝度ライトを採用しています。
停車した後も約240〜300秒間点灯する残光機能がついており、信号待ちなどで停止している間も安心です。暗くなると自動で点滅するテールライトも採用し、後続車からの視認性を高めます。
ルミナシリーズは通勤や通学で帰りが遅くなる場合や、視認性が低下する薄暮時間帯などの走行が多くなる方におすすめです。
ビズネオ(BIZxNEO)
ダイワサイクルの『ビズネオ』は、前カゴと泥除けがついていて長距離の通勤や通学にもおすすめのクロスバイクです。音鳴りが発生しにくく、雨の日でも制動力が安定しているローラーブレーキを採用しています。
ベーシックモデルでは大型バスケット(対応車 ビズネオベーシック)、アクティブモデルでは平坦から坂道まで乗りこなす外装21段変速を採用しています。(対応車 ビズネオアクティブ)
また、電動アシスト自転車のモデルもあり、坂道・平坦・エコの切替ボタンで簡単にアシストのコントロールが可能です。
ARTMA サイレス(ARTMA CYLES)
ダイワサイクルの『ARTMA サイレス』は、軽い操作感と高い制動力を発揮する油圧ディスクブレーキを採用した通勤・通学にも便利なクロスバイクです。
フロントフォークとヘッドチューブとの段差がなく、一体感のあるデザインが魅力的で、スタイリッシュな印象を与えます。
また、タイヤサイズは700×40cと大きく、段差や悪路でも快適な乗り心地で安定した走行が可能です。
機能性とデザイン性で通勤・通学用の自転車をお探しの方におすすめです。
アルベルトe(ALBELT e)
ブリヂストンの『アルベルトe』は、通勤や通学に特化し、安全性・耐久性・快適性のバランスに優れる電動アシスト自転車です。
両輪駆動(デュアルドライブ)で、前輪モーターが漕ぐ力をアシストし、後輪は人力で駆動する仕組みです。
高耐久アルミフレームを採用し、坂道や荷物が多い時も安定した走行が可能で、ハンドルが取られにくく安心です。
また、「サビない」「外れない」注油不要のカーボンベルトを採用しており、静音性が高くメンテナンスの手間を軽減できます。
ティモ・S(TIMO S)
パナソニックの『ティモ・S』は、ゆったり乗れる設計で長距離の通勤・通学にも最適な電動アシスト自転車です。
「カルパワードライブユニット」により、シーンに応じて最適なアシスト力をコントロールします。
また、タイヤの変形量からモーターが推定し、空気を入れるタイミングをお知らせする機能も採用されているため、早めの点検や対応にもつながります。
ワイドロッドバスケットを採用しているため、荷物がしっかり入りやすいこともメリットです。
パスリン(PAS RIN)
ヤマハの『PAS RIN』は、通勤・通学用に設計された電動アシスト自転車で、機能性や実用性に優れる自転車です。
スマートパワーアシストが採用されており、パワフルから節約モードまで自動的にパワーをコントロールします。
直線を基調としたフレームや見た目にもこだわった大型のテリーサドルなどデザインも魅力的です。
また、スタンドの構造がてこの原理を利用している「かるっこスタンド」で、軽い力で簡単にスタンドを掛けることができます。
まとめ
最適な通勤・通学の自転車は、会社や学校までの距離や道の状況、荷物の多さなどによって変わってきます。車種や機能、デザインの違いなども踏まえながら、予算に合った最適な自転車を選びましょう。
また、自転車は買って終わりではなく、継続的に使用するためには定期的なメンテナンスや修理も必要です。
何かトラブルがあった時に迅速に対応するためにも、購入後のサポートや点検やメンテナンスのオプションサービスが充実しているお店選びも重要になります。
通勤・通学で自転車をお探しの方は、『ダイワサイクル』にお任せください。
ダイワサイクルは全国140店舗以上展開中の自転車大型専門店であり、オンラインストアも展開しています。
通勤・通学用の自転車を数多く取り扱っており、購入者には充実したサポートやメンテナンス、無料出張サービスもついてきます。
まずはお気軽にご相談ください。